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飲食酒を原因とする口臭
飲酒をする人は口臭の発生に注意が必要です。アルコールを摂取したときの口臭が起きる原因は、アルコールの中のアセトアルデヒドが血流によって胃や肺などいろいろな粘膜から出てしまうことです。
アセトアルデヒドは蒸気になっても発生してしまうので、口臭だけに留まらず、体臭の原因にもなってしまいます。更に、アルコールの強い利尿作用で脱水症状になりやすく、体の水分が失われることで唾液の分泌量も減りますから、口の中が渇いて、ここからも口臭も発生させてしまいます。
唾液量が低下すると口の中がネバネバになり、唾液による殺菌作用や自浄作用が低下します。結果、口の中の細菌が増えて舌苔も繁殖してしまい、いよいよ悪循環となります。
ちなみに舌の汚れを舌苔と言います。舌苔が付着した状態の舌は、コケ状の不純物が付いているので、舌が白くなるのですぐわかります。この白い不純物は、歯につく歯垢と同様に、細菌や歯周ポケットから出る血液の成分、新陳代謝によって剥がれた皮膚の細胞などです。
飲食物による口臭の原因となるのは、ニラ、ニンニク、ねぎやコーヒーなどです。アリシンというニラやニンニク、ねぎなどの中に含まれる物質は、切ったり、摩り下ろしたりすることで酵素が分解されてアリインに変化します。
このアリインが胃腸で吸収されると、臭いの物質が血流にも流れ、体臭になります。更に、血管を通って、肺の中にアリインが入ると、呼吸器から口臭を感じるようになります。これで、アルコールの飲み過ぎや食べ過ぎに十分注意しなければならない意味がよくわかると思います。
気になる口臭の原因と対策